豆いち　

「ぐぁー、あー、あー」
その男を見た瞬間、少し間があって彼が逃げていく、そして私は大きく叫びながら逃げていく男を廊下の方に追っていきました。

男は確か非常階段の方へすごいスピードで走っていき、上のほうに行ったのか、下のほうに行ったのか？何となく上の方に登っていった気がします。
途中まで追って行きましたが、寝起きの上に裸足で足が寒かったかもしれません。

フロントには何も言わず、部屋に戻りバッグを見てみましたが、金目のものは無事でした。ああー、好かったよかったと再び眠りに就きました。
光った目の光だけが記憶に残りました。

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